数値計算から信頼できる結果を得るには誤差の評価が重要である。誤差 には演算が有限回であることによるもの(打ち切り誤差)と、計算機が有限の桁数 (実数は無限桁!)しか扱えない為に起こる誤差がある。ここでは後者に付いて考 える。例として次のプログラムを扱う。
課題1
integer i,n real eps,sum c read(*,*) eps,n sum=0.0 do i=1,n sum=sum+eps end do write(*,1000) "n*eps=",n*eps,"sum=",sum c 1000 format(a,f12.7,a,f12.7) c end無限精度の計算機ならば、 であるが、実際には そうはならない。 として見よ。 を変えるとどうなるか試してみよ。