複数個のデータをセットとして取り扱うと見通しが良くなることがある。例 えば線形代数でのベクトルや、行列などである。コンピューター上 で同じ機能を果たすものが配列である。配列は、複数個の同じ種類のデータを 取り扱う形式である。
配列の宣言
型宣言子
dimension
ただし、
配列名
添字の下限
添字の上限
配列は integer,real 等の型宣言子あるいは dimension
文で宣言する。
配列の次元数は添字の上下限の組の数に等しく、
は1次元
配列、
は2次元配列である。添字の下限が1の時は、
下限を省略し
の様に書ける。
implicit real*8 (a-h,o-z)
dimension a(10),k(10)
c
do i=1,5
k(i)=2*i+1
a(i)=1/dble(3*i-1)
end do
c
write(*,*) (k(i),i=1,5)
write(*,*) (a(i),i=1,5)
c
end
なお、ここで dble() は整数型を実数型に変換する組み込み関数である。