準天頂衛星システムは現在日本が計画中の衛星測位システムです。 準天頂衛星システムは、日本のほぼ天頂を通る軌道(周期一日)の衛星を、複数機並べることで、常に1機の準天頂衛星が日本の上空に位置するように配置されます。 この様な配置をとることで、マルチパスなどの影響が小さくなり、 ビルの多い都市部でも使い易くなります。
日本上空での滞在時間が長くなるような楕円軌道(離心率 0.1 程度) の採用も考えられていますが、 この場合、相対論的離心率効果は GPS よりずっと大きくなります。
準天頂衛星からは、L1周波数、L2周波数、E6周波数、L5周波数帯の合計6種類の 衛星測位信号の送信が計画されています。