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レポート課題

  1. 以下の級数
    \begin{displaymath}
a_n = \sum_{k=1}^{n} (-x)^{k-1}, \qquad
\lim_{n\rightarrow \infty} a_n = 1/(1+x), \qquad
(\vert x\vert < 1)
\end{displaymath} (6)

    を Aitken 加速してみよ(1回で十分のはずである)。 これは1次収束である。No.1 の 2.2.2 の (16) 式を使い、収束性を調べてみよ。

  2. 交代級数(今回のプリントの (1),(2) その他岩波数学公式集 II p。37 など参照) の内1つ以上の Aitken 加速をして見よ。

  3. 数値積分の台形公式で区間の端で被積分関 数が $constant + x^{\alpha}(0< \alpha<1)$ と振舞う時、誤差は $O(N^{-\alpha-1})$ 程度である(解析的に導いて見よ)。この 場合も分割数を2の冪乗にとると Aitken 加速が使える。 以前扱った関数の台形公式による積分で、
    \begin{displaymath}
4 \int_{0}^{1} \sqrt{1-x^2} dx = \pi
\end{displaymath} (7)

    の収束性を調べ、Aitken 加速してみよ。 余裕があれば
    \begin{displaymath}
\int_{0}^{1} (1-x^2)^\alpha dx
\end{displaymath} (8)

    と一般化したものについても調べよ。



Kiyohide Nomura 平成17年6月6日