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配列

複数個のデータをセットとして取り扱うと見通しが良くなることがある。例 えば線形代数でのベクトルや、行列などである。コンピューター上 で同じ機能を果たすものが配列である。配列は、複数個の同じ種類のデータを 取り扱う形式である。


配列の宣言

型宣言子 $a_1(l_1:u_1),a_2(l_2:u_2,l_3:u_3), \cdots$

または

dimension $a_1(l_1:u_1),a_2(l_2:u_2,l_3:u_3), \cdots$

ただし、$a_i:$ 配列名 $l_i:$ 添字の下限 $u_i:$ 添字の上限


配列は integer,real 等の型宣言子あるいは dimension 文で宣言する。 配列の次元数は添字の上下限の組の数に等しく、$a_1(l_1:u_1)$ は1次元 配列、 $a_2(l_2:u_2,l_3:u_3)$ は2次元配列である。添字の下限が1の時は、 下限を省略し $a_1(u_1),a_2(u_2,u_3)$ の様に書ける。

      implicit real*8 (a-h,o-z)
      dimension a(10),k(10)
c
      do i=1,5
         k(i)=2*i+1
         a(i)=1/dble(3*i-1)
      end do
c
      write(*,*) (k(i),i=1,5)
      write(*,*) (a(i),i=1,5)
c
      end
なお、ここで dble() は整数型を実数型に変換する組み込み関数である。



Kiyohide Nomura 平成16年4月22日