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: レポート問題 No.3
: キャンベル・ハウスドルフ(Campbell-Hausdorff)の公式
1. キャンベル・ハウスドルフの公式用いて、
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(27) |
を示せ。
2.
これからコヒーレント状態は
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(28) |
とも表すことが出来ることを確認せよ。
さらに、
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(29) |
とも表すことが出来る。
3.
上の式から、コヒーレント状態で、
個の粒子を見出す確率は、
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(30) |
である(これはポアソン分布の形になっている)。
確率分布
が最大となるのは、
がいくらの時か(
ヒント:
が大きい時に漸近的に成り立つスターリングの公式
を使え)。
4. 次にコヒーレント状態の完全性
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(31) |
を示せ。
ヒント:2次元極座標を用いて積分し、
を用いよ。
5.コヒーレント状態同士の内積について、 次の式を示せ。
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(32) |
従って、コヒーレント状態は直交系を作らない。
しかし、
なので、
と
の差が大きい時には近似的に直交する。
Kiyohide Nomura
平成13年7月12日