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: GPS 以外の衛星航法システム : 相対測位 : 干渉測位法

RTK GPS(Real Time Kinematic GPS)

干渉測位法でも、固定地点の測量だけでなく、(やや精度は落ちますが)移動し ながら多数の地点の測量も可能です。 つまり、最初に波長の整数倍の不確定性を除去するための観測(初期化)を行なっ た後、移動しながら次々と多数の観測点の座標を決めます。 RTK GPS(Real Time Kinematic GPS)は、通常移動中の観測局に基準局のデータを伝 送するため無線データリンクと組み合わせて使用されます。

ただし RTK GPS は基準局からの距離が10数 km を越える場合には、 電離層による位相の揺らぎにより、 初期化までの時間が長くかかったり、誤差が大きくなったりします。

一般の測量の他、空港など精密さを必要とする建設現場などでもつかわています。



Kiyohide NOMURA 平成21年6月10日