: 連立常微分方程式
: 常微分方程式の数値解法 2
: 常微分方程式の数値解法 2
の厳密な値は、積分を用いて
 |
(1) |
と表すことができる。オイラー法は、この積分を
 |
(2) |
で近似すること(図 1-a) に相当するが、離散近似による誤差をもっと小さくする
ためには、台形公式を用いて、
 |
(3) |
で近似する(図 1-b)。
図:
(a) オイラー法 (b) 修正オイラー法 (c) 2次のルンゲクッタ法に相
当。
![\includegraphics[width=5cm]{r-k2.eps}](img7.png) |
しかし、微分方程式の計算の場合には数値積分と違い、被積分関数の中に
未知関数があり、(
) の右辺には左辺で予測すべき量
が含まれている。
そこで、まずオイラー法で
の近似値
 |
(4) |
を計算し、それを(
) の右辺に代入する
![\begin{displaymath}
\fbox{$
y (x+h) = y(x)
+ \frac{h}{2} \left[ f (x,y(x))+ f (x+h,\tilde{y}) \right]
$}
\end{displaymath}](img9.png) |
(5) |
これが修正オイラー法である。
Kiyohide Nomura
平成17年6月6日