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: マルチパス : その他の誤差要因 : 電離層遅延

対流圏遅延

電波は大気中を伝搬するときもわずかながら減速します。その程度は周波数に依存 しないので、電離層と異なり2周波でも測定は不可能です。しかし、電離層に 比べて変化が少ないので,モデル化により比較的容易に補正ができます。

なお、水蒸気量の変化による対流圏遅延はモデル化しにくいですが、 これを逆に利用して GPS のデータから水蒸気量を測定する GPS 気象学 が進展しています。



Kiyohide NOMURA 平成21年6月10日