BKT 転移で 対称性の破れを伴うものを sine-Gordon モデルで表す.
式 (12) で
の項を
とおきかえ,
とする(この場合,
での双対性は
).
Massive 領域では
へ繰り込まれ,
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(20) |
前節の量子数の他, が奇数・偶数にも物理的意味が出る(量子スピン系の波
数
に対応).
は
で同じスケーリング次元
を持つが,
で sine-Gordon モデルの
の相互作用項によりパリティの
違う2状態間の分裂が起こる
(表 2)
[15,14].
なお,BKT 転移線上では励起の構造が triplet-singlet と SU(2)
対称性と関連し,対数補正も
と Clebsch-Gordan 係数と一
致する.