BKT 転移には離散的対称性の破れを伴うものがあり,
特に 対称性の場合,各相での最低励起が交差する点が
相境界となる.
前節の量子数の他, 対称性に関連する量子数
(波数
等に対応)を導入する.
表 2 に量子数とスケーリング次元をまとめた
[15,14,12].
BKT 転移線でのスケーリング次元の準位交差は,
に加え(量子数は
表 1 と異なる),
でも起こり,
量子数 (
) と (
) の励起の
準位交差が BKT 転移線となる
(図 3 a,表 2).
ガウシアン固定線両側の
対称性の破れた2相はパリティ
が異なるので,
の励起が準位交差する
(図 3 b).
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