実際の問題では収束率が未知であることが多い。そのような場合、
() 式から、
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この の推定式をRichardson 補外で導いた式 ()
に代入すると、
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Aitken 加速は1次収束に対してだけでなく、 混合型 () や交代的な収束性を示すもの () にも有効である (説明は次回以降)。 しかし、単純な冪乗的収束を示すもの()には、あまり効果がない。
得られた数列 に対し、Aitken 加速をさらに繰り 返し、 と収束を向上できる。
課題:
与えられた数列に対し、Aitken 加速された数列を返すプログラムを(で きればサブルーチンの形で)作れ。倍精度実数を使うこと。